子どもが生後半年ぐらいのときに、急にほっぺが赤く荒れたことがありました。
そのときはアレルギー?!と思い、ミルクをアレルギー用のものに変えたり、実家の洗濯洗剤を自然洗剤にしてもらったり、自分が食べるものからアレルギーの可能性があるものを全部抜いたりといろいろしました。
しかし、しばらくすると治り、その後はたまに少し荒れることもあったけどすぐに治り、今はつるつるほっぺです。
血液検査でアレルギーはあるけど、発症はしていないし、なんだったんだろう?と不思議でしたが、この本でわかりました。
読みやすさ★★★
分厚いですが、辞典のようになっているので気になるところだけ見られます。自然派すぎず、2018年夏に出版されたばかりで最新の情報が入っているのでこのテの本としてはとてもいいと思います。
この本によると、乳児湿疹は
- 産まれてきたときの毒素(化学物質)を出す反応である
- 生後一年までになる
- 自然育児をしている家庭の子のほうが、症状が強く出やすい
これに対しアトピーは
- 一歳以降になる
- アレルギー的なもので、普段の生活で毒素がたまる習慣だとなる
なんだか納得です。
また、肌が荒れあると周りはすぐに保湿剤をぬりなさいと言ってきます。しかし炎症している肌に、皮膚の細胞を壊す界面活性剤の入っている市販の保湿剤は逆によくありません。なにもぬりませんでした。これは正しかったようです。
毒素を出しているのに肌をバリヤーで覆ってしまうと逆効果です。
炎症のある肌にも使えるまだ安全な保湿剤は、肌に浸透しないため細胞をこわさないワセリンと、ホホバオイルだそうです。
また、荒れていない肌にも「保湿」、「保湿」と薬局のベビー用品コーナーにはベビーローションがたくさん置いてありますが、どれも肌の細胞を壊して浸透する界面活性剤が入っています。
人間の肌は保湿しないとやっていけないほど弱くありません。何かつければつけるほど弱くなっていきます。なるべくなにもしないのが正解です。
お風呂の石鹸も、石鹸素材しか入っていないものがおすすめ。泡だとぬりやすいです。
そしてそういうものほど価格が安いので家計に優しいです。
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