シュタイナーの親子教室に参加して再確認した、幼児にほんとうに必要なこと

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こんにちは、サティです。

2歳前のたっちゃんと、シュタイナーの親子教室に参加しました。体験参加以降、正式に入会して初めての参加です。午前中はしばらく、お母さんたちの編み物などの手しごとを見ながら子どもたちは室内のおもちゃで自由に遊びます。たっちゃんは先生が紡ぐ羊毛の糸をじっと見つめていました。

 

ここでは親子教室のほかに、お母さん向けの草木染め教室や手しごと教室などを開催しています。紡がれる羊毛やきれいな色に染められた羊毛を見ていると私も参加したくなってきました。

先生は神戸の六甲牧場で羊毛を仕入れて、自宅やこの場所でご自分で羊毛を洗浄して染めているそうです。羊毛はとても優しく暖かで、触ると動物の毛特有の脂が手につきしっとりします。

 

木の枝やどんぐりやクルミ、いろんな色の布などを使って自由な発想のごっこ遊びをしている子どもたちを見ていると、子どもには身近にある素朴なもので充分なんだ、むしろその方が想像力を育むんだということを思い出させてくれます。

ついつい高価でキレイなおもちゃや、学習効果をうたった知育玩具買い与えたり、習い事をさせたりして安心したくなりますが、そんな気持ちをおさえてくれます。

 

習い事に関しても、ついなにかした方がいいのかなとスイミングを始めてみたり、空手を習わせてみたいなと思って見学に行ったりしていました。しかしシュタイナー教育の考えでは、歯の生え変わるまでの第1の7年期は、走る・跳ぶ・登るなどの基本的な体の動きを習得する時期なので、スイミングや格闘技などの型を覚えるのは小学生以降のほうがいいそうです。小学生以降の第2の7年期は、新しいことにどんどんチャレンジしていく時期なので自分でやりたいことを選んでやるでしょう。今は確かにお母さんに言われるままですもんね。

今はなんでもスポンジのように吸収するので、習い事をしてみたり外国語を教えたりしたいと思ってしまうのですが、この吸収力は体の動きを習得することに集中させてあげるべきで、ほかのことに使わせてしまうとつぎの成長に支障を及ぼしてしまいます。自然のなかで思い切り遊ばせることが、将来の学力、人間力への肥やしになるのですね。

 

次回も楽しみです。