こんにちは、サティです。
自然育児とはなんぞや?ということを私なりに考えてみました。
自然育児とは
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自然育児とは、私たちを取りまく強い刺激や毒素から子どもたちを守り、穏やかで安定した精神のもと、のびのびと成長できるよう環境を整えることです。
また季節の食事や催しを通して宗教的精神を育み、1日のリズム、1年のリズムを整え健康で免疫力の高い体作りをします。
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強い刺激や毒素の例
- 紙おむつの高分子吸収剤
- ポリエステルやナイロン素材の衣類、寝具
- ウェットティッシュの薬剤
- 化学洗剤、柔軟剤
- 肌につけるスキンケア剤の添加物
- 食品の添加物、防腐剤
- 濃い味付け
- 香水、化学洗剤、柔軟剤の強いにおい
- テレビの音、光、ころころ変わる画面、権威主義的な空気
- 夜間の蛍光灯の白い光
- 不要な薬の使用(軽い風邪に対する解熱剤や咳止めなど)
- 空想をじゃまする現実的な知識
- きつい色や、大きな電子音のおもちゃ
こういったものにさらされると、強いストレスとなり、かんしゃくを起こしたりこらえ性のない子になるようです。
自然育児の例
- おむつなし育児、布おむつ
- 自然体験やキャンプ
- 季節の催しをおうちでやる
- 旧暦を取り入れる
- 一緒にご飯を作る
- 簡単なものを手作りする(消費でなく生産の喜びを教える)
- 虫や動物、植物を育てる
- 健康な子の軽い病気に薬を用いない(毒素を出す症状を抑えない)
- 綿や麻などの天然素材の衣料や寝具の使用
- 自然素材のおもちゃ
- 添加物のない食材や洗剤、スキンケア剤を選ぶ
このなかでも食事をいっしょに作るというのは教育上とてもいいことだと思います。日本では四季おりおりの旬の食べ物があるので、それを買うところから調理して食べるところまでいろんなお話ができます。たくさんの催しもたいてい食事に関連するので、昔の人が何を大切にし、どんな気持ちで祈ったかなど、人生を通して大切な宗教観を育むことにつながります。
またひとつの作物が、種から大きく育って実になるまでどんなに時間がかかるのか、作物を育てたり運んだりする人や、雨や大地、そして育ててくれる人がいるから自分が食べることができるのだという社会との関わりについても感じることができると思います。
私は強い刺激から子どもを守るという視点を、シュタイナー教育から学びました。上記のほか、幼児から遠ざけるべきものに空想の邪魔をする現実的な知識や、創造性を育まない特定の形やキャラクターのおもちゃを挙げているのも特徴です。