旧暦で節句をしようとしたら柏餅も菖蒲の葉も手に入らなかったので自分で作ってみた


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今年は初めて旧暦で節句をお祝いしました。5月5日のこどもの日だと爽やかな晴天の日が思い起こされますが、6月14日の旧暦の節句の日は、小雨が降り木々はみずみずしく空気はしっとりしていて、全然違う気候です。菖蒲の花も満開です。

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この時期の雨の「さみだれ」を「五月雨」と書きますが、これはあて字で、聖(さ)なる水垂れ(みだれ)と言う意味だそうです。稲を育てるので命の雨というのですね。

また鯉のぼりは、中国の、鯉が滝をのぼって龍になったという伝承がもとになっていて、男の子の立身出世を願うものです。そのため、鯉のぼりは滝にみたてた雨の中にいるのが本当なのです。 

 

本当は、祖父母を呼んでご馳走を作っておもてなししたかったのですが、バタバタして予定が合わなかったので、私と子どもたちでやることにしました。

端午の節句と言えば柏餅なので和菓子屋さんに買いに行ってきました。しかし、柏餅は5月限定だと言うではありませんか。和菓子屋さんでさえ、もう旧暦は遠い過去の話なのですね。悲しい気持ちになりました。

しょうがなく、葛餅とよもぎの入ったお饅頭を買って食べたのですが、自分で作ればいいじゃないかと思い、調べてみたところ、上新粉で簡単に作れそうはありませんか。柏の葉っぱだけはないと格好がつかないなぁと思い調べてみるとアマゾンで10枚入りで普通に売られていました。

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・・柏餅のレシピ・・

上新粉200g

つぶあん100g

熱湯200ml

砂糖おおさじ1

柏の葉5枚

上新粉と砂糖をぼ―ルに入れて混ぜ、熱湯を加えてかきまぜます。ぽろぽろになってきたらよくこね、一口大にして蒸します。

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ヘルシオの手動蒸しで10分蒸したら、形を整えてあんこを入れ、葉っぱでくるみます。あちあち!

ヘルシオがない場合は蒸し器で5~10分ほど蒸します。

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完成~!めっちゃ形悪い笑

最初にしっかりこねなければいけなかったのですが、熱くて適当にしたらボソボソになりました(-_-;)

 

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でもふたりは喜んでくれました!

 

は~やっと端午の節句っぽいことができました。ちなみに菖蒲湯にも入りたいなと思い、菖蒲園のある公園の管理者に葉っぱを3枚ほど分けてくれないかと聞いてみたのですが、市の管理物なのでできないと言われてしまいました。こんなにたんくさんあるのにダメなんだ・・・と悲しい気持ちになりました。

 

昔は身近にあった自然物が、今は手に入りにくくて、なんだか違うようなと思ってしまいます。高価な美容液や海外のサプリメントとかじゃなくて、すぐ近くにあるびわの葉とか柿の葉とかに高い美容や健康効果があるのだから、それを利用することが、済格差をなくしひいては治安のよさにつながると思うのです。

海外の貧富の差による犯罪率の高さは、日本もひとごとではなくなってきています。海外の新しくておしゃれなものばかりに目を向けないで、身近にあるものを活用するのが楽しくなってきた今日この頃です。

 

柏の葉 (茶, 10枚)

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